皐月賞3着で連勝はストップしたものの、レース間隔があいていた前走を叩いて、確実に上昇気配の
サトノダイヤモンド(栗東・
池江泰寿厩舎)。毎週のようにCWで併せ馬を行い、強い負荷をかけているが、今朝25日も
日本ダービー(5月29日・東京芝2400m)に向けた最終追い切りをCWで行っている。
サトノノブレス、
プロフェットと続く隊列を
C.ルメール騎手が騎乗して最後方から追走。6F標識地点では先頭との差が1.5秒くらい離れていたが、道中でその差を徐々に詰めて、最後の直線では最内から前を並びかけていく。
プロフェットは簡単に交わしたものの、さすが
サトノノブレスは簡単に抜けない。最後は相手の方が若干手応えに余裕があるように見えた感じで、ゴールでは同入だった。
時計は6F81.6〜5F66.2〜4F52.0〜3F38.3〜1F11.8秒。全体、終いともに申し分ない時計。併せた相手を考えると、最後までしっかりと負荷をかけるつもりだったことが明確だし、馬もそれに応えている。最終追い切りでここまで速い時計を出したのは初めてなので、過去最高の状態で大一番を迎えることができそう。
(取材・写真:井内利彰)