「
エプソムC・G3」(12日、東京)
1番人気の4歳牝馬
ルージュバックが復活V。昨年2月の
きさらぎ賞以来となる白星で重賞2勝目を飾った。
この日の
ルージュバックの強さには、各陣営もただただ脱帽するしかなかった。ルージュをマークしてレースを運んだのは、3番人気2着の
フルーキー。だが、直線で追いだしても一向に差は縮まらなかった。M.デムーロは「スッと離されてしまった。勝ち馬は強力だね」と苦笑いを浮かべるしかなかった。
6番人気の
マイネルミラノは果敢にハナを奪い、最後までしぶとく粘って2着馬に首差の3着。柴田大は「いい逃げができたと思います」と満足そうにレースを振り返る一方、「甘くはないですね。勝った馬は強過ぎる」と完敗を認めた。
2連勝の勢いで初めての重賞の舞台へと駒を進めた
ロジチャリスは、2番人気に支持されるも4着。福永もまた、「流れには乗れていたけど、勝ち馬にあっさりかわされちゃった」と、現状の力の差をまざまざと見せつけられた様子だ。
かつては“怪物”と言われた4歳牝馬の鮮やかな復活Vを前に、ラ
イバル陣営もなすすべがなかったようだ。
提供:デイリースポーツ