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宝塚記念・G1」(26日、阪神)
例年、一筋縄ではいかない上半期のドリームレース。近年注目が集まるのが
鳴尾記念組だ。春開催となった12年以降、4年続けて必ず1頭が馬券に絡む注目の前哨戦(11年までの同時期開催・
金鯱賞を含めると8年連続)から、今年は4頭がエントリーした。
ネジを締め上げるように、狙ったレースを獲りに行く。藤原英厩舎の仕上げは本番での変わり身が怖い。
ヴィクトリアマイルを連覇した
ストレイトガールも、休み明けの阪神牝馬S(9着)を叩いて一変した。G1初制覇を目指す
ステファノスも、叩き2走目の今回は要注意だ。
今季は5月の
新潟大賞典から始動するプランもあったが「間隔が開き過ぎるので
鳴尾記念に切り替えて良かった」と藤野助手。始動を約1カ月延ばし、しっかりと乗り込んだことで基礎が固まった。
黒星発進とはいえ、レコードタイの2着。次戦へ期待を抱かせる好内容だった。「1回走ったらガラッと変わる馬。2200メートルでもやれると思うし、いい競馬ができるはず」と仕上げ人。昨年春の香港クイーンエリザベス2世C、秋の天皇賞と、国内外のG1で銀メダルを獲った実力馬が、虎視たんたんとVを狙っている。
提供:デイリースポーツ