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香港でその名をとどろかすロードカナロア 産駒が国内外で活躍するシーンに期待

デイリースポーツ
  • 2016年08月02日(火) 11時00分
 今年、数年ぶりにセレクトセールの取材に出向いた。そこで感じたのは外国人バイヤーの多さ。カナダ人のチャールズ・フィプケ氏が「トップライナー215」(牝)を1億2500万円(税抜き)で落札するなど、外国人バイヤーのほとんどはディープインパクトを筆頭とするサンデーサイレンス系の血統馬に食指が動いていた。

 日本調教馬を除き、日本で現役生活を送った種牡馬の産駒が世界のG1を制した例は少ない。ビューティーパーラー(英国)はデビューから4連勝で12年仏1000ギニーをV。ディープインパクト産駒の海外G1初制覇を達成した。他ではディヴァインライト産駒のナタゴラ(仏国)が英国でG12勝をマークし、ハットトリック産駒のダビルシム(仏国)もG12勝を挙げ、11年にフランスの年度代表馬に選出された。これらの種牡馬に共通するのはサンデー系であること。世界がサンデー系の血を求めるのはうなずけるが、そうなると、非サンデー系種牡馬が海外で活躍する姿を見たくなる。

 今年のセレクトセールで取材した洪國興氏は、香港で馬主資格を保有している。お目当ては1歳馬セールに初登場となったロードカナロア産駒だ。「マルカサワヤカ15」と「モントレーストリート15」の2頭を購入した。

 ロードカナロアの父はキングカメハメハディープインパクトとともに日本を代表する種牡馬であり、非サンデー系でもある。「ロードカナロアは香港で有名な馬。その子どもは欲しいと思っていた。どこで走らせるかは分からないが、香港の可能性はある」と洪氏。通算成績19戦13勝、国内外のG16勝をマークしたロードカナロアなら世界に通用する子どもを輩出する可能性はある。日本はサンデー系だけではない。世界にそうアピールするためにも、来年、デビューするロードカナロア産駒には頑張ってもらいたい。(デイリースポーツ・小林正明)

提供:デイリースポーツ

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