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エンジェルフェイスなど、今週の主要調教馬場の時計/栗東トレセンニュース

  • 2016年09月01日(木) 12時20分
 毎週火曜日に更新している入厩ニュースでもお伝えしたように、G1ホースや今春のG1戦線で活躍した馬たちが続々と帰厩。今週は29日夜に大雨となり、翌日からかなり涼しい日が続いている。そういった意味で調整しやすい部分はあるはず。

 8月27日にテンコートレーニングセンター(福島県)から栗東へ帰厩したコパノリッキー(栗東・村山明厩舎)も南部杯(10月10日・盛岡ダート1600m)に向けた調整を開始。31日にCWで軽快なキャンターを見せていた。1日には朝一番のCWでサトノダイヤモンド(栗東・池江泰寿厩舎)がCWで半マイルから単走追い切り。これからエンジンを温めていくといった感じだろう。

【坂路/4F51.9秒】
 31日。一番時計はネロ(栗東・森秀行厩舎)の4F48.4秒。これは自己ベストの4F48.2秒に0.2秒差ということなので、数字自体は速いが、この馬としては出てもおかしくない時計。4F49秒台は2頭いて、4F50秒台も2頭。その後、4F51秒台の頭数はさほど多くないので、時計を出せる馬が抜けて速い数字を出したと解釈すべき馬場と思われる。

 この日の追い切りで素晴らしい動きがブルドッグボス(栗東・西浦勝一厩舎)。ティーハーフを追走する併せ馬だったが、終始持ったままの手応えで遅れたとはいえ、完全に脚色優勢。時計も4F51.2〜3F37.3〜2F24.3〜1F12.1秒と素晴らしく、前走クラスターCでの好調を維持している。次走はオーバルスプリント(9月15日・浦和ダート1400m)の出走を予定していたが、現在は補欠の一番手。このままだと東京盃(9月22日・大井ダート1200m)への登録を検討しているのだが、ここでも入りそうになければ、9月10日に阪神ダート1400mで行われるエニフSに登録することになりそう。

 1日。一番時計はサンライズビーム(栗東・羽月友彦厩舎)の4F51.0秒。追い切り頭数が少なかったにしては、他にも4F51秒台が3頭いて、前日と同じような馬場状態。2歳新馬のタスクフォース(栗東・須貝尚介厩舎)はレッドクライムとの併せ馬だったが、徐々に加速するきれいなラップを踏んで、4F54.3〜3F39.5〜2F25.4〜1F12.3秒と優秀な時計をマークしている。

 先週の馬場差が「±0.0秒」。一番時計には先週と大きな差があるものの、全体的な時計の出方を見ると、あまり差はない。よって31日、1日とも先週と同じ『±0.0秒』で馬場差を記録している。

【CW/5F66.5秒】
 31日。ウッドチップの入れ替え作業は1週間ごとに向正面やコーナーなど、部分ごとに行われているため、コースが1周まるごと入れ替えられたわけではない。そんなこともあってか、ラスト1Fで時計を要する印象を受けるのが、現状の馬場といったところ。

 1日。朝一番の暗い時間帯に追い切ったエンジェルフェイス(栗東・藤原英昭厩舎)は、ルミナスパレードを追走する内容。周囲が暗いとどうしてもラップの刻み方が普段と違って、遅くなりやすいのだが、きっちり15秒を切るようなペースで前半をまとめて、後半はさらに加速させていく感じ。

 最後の直線は内から前を捕まえて、時計は6F81.5〜5F66.4〜4F51.8〜3F37.6〜1F12.5秒で休み明けの1週前追い切りとしては申し分ない数字。予定されている紫苑S(9月10日・中山芝2000m)では、きっちりと自身のパフォーマンスを見せてくれそうだ。

 先週の馬場差は「+0.3秒」。ウッドチップの入れ替わった場所とそうでない場所が混じっているコース状態なので、少し時計を要する状態。よって、先週よりも時計のかかる『+0.6秒』で、31日と1日の馬場差を記録した。

【DP/5F64.5秒・D芝/5F63.0秒】
 今週の芝馬場での追い切りは10頭弱。見た目には芝が生えそろっていて、なかなか走りやすそうな状態。時計も5F65秒を切ってくる馬が多く、それなりにスピードが乗る馬場だったと推測できる。馬場差は31日、1日とも『±0.0秒』で記録している。

 ポリトラック馬場は31日の追い切りが20頭にも満たない状態。芝馬場と大して変わっておらず、追い切り馬場としては、ダートのBコースのような扱いになりつつある。時計に関しては相変わらず出やすい状態。よって馬場差は31日、1日とも『-1.0秒』で記録している。

※調教馬場横の数字は基準時計。この数字以下の時計であれば、標準より速い時計と判断してよい。

(取材・写真:井内利彰)

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