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京都大賞典・G2」(10日、京都)
実りの秋へ、エンジン全開だ。
アドマイヤデウスが始動戦に向け、着々と態勢を整えている。「順調にきています。馬の気配、全体の動きなど、体調はすごくいい」と橋田師の表情は明るい。
前走の
天皇賞・春は展開が向かず、持ち味を発揮できないまま9着に終わった。しかし、勝ち馬とは0秒6差で着順ほど負けてはいない。「前走は距離が長かったね。(今回の)2400メートルは一番向いているんじゃないかな」と今回の条件を歓迎する。松田助手も「春は使い込んだので休養させました。暑さに弱いので心配したけど順調です。帰厩後もいい時計が出ましたしね」と好感触を口にする。
1日には栗東CWで一杯に追われ、5F68秒6-38秒1-12秒0をマーク。順調な仕上がりを披露した。指揮官は「今週で態勢は整いそう」と胸を張る。
強豪がそろうが、舞台は重賞勝ちを果たした京都。「京都は合っていると思うよ。展開ひとつで変わってくるだろうし、うまく自分の競馬ができれば。良馬場の方がいいね」とトレーナーは期待を込めた。
提供:デイリースポーツ