毎日王冠(GII・芝1800m)に出走予定の各馬について、追い切り後の関係者のコメント。
■10月6日(木)追い切り組
ディサイファ(牡7・美浦・小島太)について、小島調教師。
「毎年夏場は使っているのですが、今年は夏に休ませたことで馬は良くなっています。
札幌記念にも使えるくらいでしたし、乗り込みも十分積むことができています。今日の追い切りは、馬場が少し荒れている時間帯でしたので、馬場がきれいな時間帯でやっていればもっと時計が出たと思います。馬に若々しさがありますし、秋シーズンは使えるところはビシビシ使っていきたいですね」
ルージュバック(牝4・美浦・
大竹正博)について、大竹調教師。
「今回は環境に馴染むのに時間がかかりましたし、この中間に蕁麻疹が出て、その間は飼い葉食いがもうひとつでした。ただ週中以降良くなっています。今日の追い切りは、やればもっと動ける状態にありましたけど、乗り手が動かすことはせず、馬の反応を見る程度の内容でした。休み明けなので反応にゆるさがありましたが、ゴール板を過ぎた後も勢い良く伸びていましたし、動きの大きさも及第点ですね。開幕週の馬場は良いですし、コース条件も合うと思います。あとは週末雨予報が出ていますので、天気が気になりますね。良馬場でやりたいです」
ロサギガンティア(牡5・美浦・
藤沢和雄)について、津曲調教助手。
「体調面の変動がなく、前走(
関屋記念・GIII・5着)後も状態良くきています。前回は出入りの激しい競馬で流れも速くなり、この馬の持ち味を発揮できませんでした。距離は延びますが、以前より道中の折り合いがつくようになっていますので、問題ないでしょう。
ロンギングダンサー(牡7・美浦・
勢司和浩)について、勢司調教師。
「前走(
新潟記念・GIII・3着)後は少し疲れが出ましたので、楽をさせました。今日の追い切りの動きもまずまず良かったですね。心身ともに良い意味で状態を維持できています。今回はメンバーも強いですけど、ブリンカーの効果も間違いなくあるので、挑戦者の気持ちで頑張ってほしいです」
■10月5日(水)追い切り組
マイネルミラノ(牡6・美浦・
相沢郁)について、
丹内祐次騎手。
「今週(10/5)乗った感じでは状態に変わりはないですし、順調ですね。2000mより1800mの方が気持良く走れると思います。ハナに行きたいなどあれこれ考えずに、馬のリズムを大切に乗りたいと思います。雨が降れば更にいいでしょう」
(取材・写真:佐々木祥恵)