秋華賞(GI・芝2000m)に出走する各馬が、最終追い切りを消化した。追い切り後の関係者のコメント。
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ウインファビラス(牝3・美浦・
畠山吉宏)について、
松岡正海騎手。
「前走(
紫苑S・GIII・8着)は下がってくる馬を回避できずにブレーキを踏む形になりました。あれだけ減速したら立て直すのが大変ですけど、最後は伸びて来ていますし、2着馬と同等かそれ以上の評価をしています。先週の追い切りで結構やっているのですが、体が増えていて輸送してもプラス体重で行けそうなので、今日(10/12)は併せ馬で追い切りました。
春は体を戻すことに苦労しましたが、秋になってそれが解消されましたし、昨年GI(阪神JF)で2着に来た時の状態に戻ってきています。前走も折り合いがついていましたし、距離は心配していません。ある程度のポジションを取って行こうと思っているので、スローの方がいいですね。内枠を引ければなおいいと思います。自分の
スタイルを崩さずに一発を狙っていきます」
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ゲッカコウ(牝3・美浦・高橋義博)について、高橋調教師。
「先週速いところをやっていますので、今日はサラッと追い切って予定通りに来ています。気性的に前に行くとどうしてもカーッとしてしまいますから、ここまでは折り合いを重視して調整を進めています。テンションが高いので、正直輸送や環境の変化は歓迎材料ではありませんが、それに備えてやってきています」
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ネオヴェルザンディ(牝3・美浦・
鹿戸雄一)について、鹿戸調教師。
「今日の追い切りは調整程度でしたが、良い動きでしたし、この馬のいつも通りの感じで来ています。メンバーは強くなりますけど、競馬が上手な馬ですし、うまく立ち回ってほしいですね。それでどこまでやれるかでしょう」
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ネオヴェルザンディは、抽選対象。
(取材・写真:佐々木祥恵)