27日、
ディープインパクトの全弟
オンファイア(牡2、美浦・
藤沢和雄厩舎)が、右前脚に屈腱炎を発症したことがわかった。レコード決着となった東京スポーツ杯2歳S(GIII-3着)のレース中に痛めた模様。同馬は現在、北海道・早来のノーザンファームに移動しており、これから再検査を行う予定。完治までに要する期間は未定だが、来春のクラシックは絶望的となった。
オンファイアは、
父サンデーサイレンス、母がアラルポカル(独G1)勝ち馬
ウインドインハーヘア(
その父Alzao)という血統。全兄に今年のクラシック3冠(
皐月賞、
日本ダービー、
菊花賞-GI)を制覇した
ディープインパクト(牡3、栗東・池江泰郎厩舎)、04年
スプリングS(GII)勝ち馬
ブラックタイド(牡4、栗東・池江泰郎厩舎)がいる。10月のデビュー戦(東京・芝1600m)では、断然の1番人気(単勝140円)に支持されたが、若さを見せて前半は遊びながらの走りとなり、直線だけの競馬で僅差の3着と敗れ、続く2戦目も圧倒的人気(単勝120円)を背負い、終始外を回りながらもアッサリ他馬を交わして、モノの違いを見せて初勝利を挙げた。前走の東京スポーツ杯2歳Sでは、朝日杯フューチュリティS(GI)を制した
フサイチリシャール(牡2、栗東・松田国英厩舎)の3着。通算成績3戦1勝。