「
AR共和国杯・G2」(3日、京都)
アルバートが3日、軽快な走りを披露した。美浦Wで併せ馬を行い3馬身先着。秋初戦に向けて態勢を整えている。先週の
天皇賞・秋を
モーリスで制した堀厩舎が2週連続で府中の重賞をジャックするか。
アルバートはいつものように僚馬と隊列を組み、美浦Dを半周して向正面へ向かう。もう1度、地下馬道を抜けて出てきた時には隊列の最後方。僚馬
サザナミ(4歳1600万下)を2馬身先に行かせて、Wで4Fからのスタートだ。
3組に分かれた併せ馬の3組目。4角手前では僚馬との差がもう詰まる。インに潜った
アルバートは一瞬でトップスピードに切り替えた。4F53秒6-38秒7-12秒4を計時し、僚馬を3馬身置き去りにした。首がやや高いフォームはいつもの通りだが、肩の出が柔らかくなった。
「先週の時点ではまだ重苦しくて、首も高いところがあった。もうちょっとかな、という感じだったが、今週はピリッとして、走れる態勢になった。首の高さ?乗り手からは先週より幾分ましになったと聞いています」と橋本助手。秋初戦となるが、休み明けなりに十分な仕上がりまでこぎ着けたようだ。
天皇賞・春(6着)後は、調整でやや苦労させられた。「前走の後で脚元に疲れが出たので、絶好調時くらいとはいきません。先週の段階で体にもまだ余裕があった」と同助手は慎重だが、追い切りで十分な負荷をかけたことで仕上がりはもう一段階上がっていく。
提供:デイリースポーツ