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ファンタジーS・G3」(5日、京都)
衝撃の勝ちっぷりだ。痛恨の出遅れも何のその、1番人気に推された
ミスエルテが、後方から大外に持ち出し、桁違いの末脚でスパート。一気に前団をのみ込んで重賞初制覇を果たした。父は14戦無敗、G110勝を誇る怪物フランケル。
ハープスターばりの直線ごぼう抜きをやってのけた
川田将雅騎手は「(馬が)横を向いたときにゲートが開いてしまい、想定していたものとは違う競馬になった。でも、一番いい結果を得られましたし、いい経験になりました。まだまだ全力で走っているわけではないので、今後はもっといい走りを見せてくれると思います」と声を弾ませた。来春のクラシックについても「千六まではこなせるように、厩舎の人たちとつくっていけたら」と期待を込めた。
2着は12番人気の
ショーウェイ、3着は3番人気の
ディアドラ。勝ちタイムは1分21秒8。
提供:デイリースポーツ