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【エ女王杯】クイーンズリング M・デムーロの神騎乗に導かれ新女王に

デイリースポーツ
  • 2016年11月14日(月) 06時00分
エリザベス女王杯・G1」(13日、京都)

 3番人気クイーンズリングが持ち前の鋭脚を繰り出し新女王に輝いた。6度目のG1挑戦で戴冠を果たした。2着は先行して粘りを見せた12番人気シングウィズジョイ。昨年の覇者で1番人気に推されたマリアライトは1角の不利が響き6着同着に敗れた。

 昨年の無念を見事に晴らした。直線入り口の不利で8着と涙をのんでから1年。クイーンズリングが悔しさを味わった舞台で極上の走りを披露した。6度目のチャレンジでG1初制覇だ。

 発馬で後手に回った。「本当はミッキークイーンマリアライトの前で競馬をする予定でした」と吉村師。だが、誤算を埋めるようにあっという間に中団の内へ。そこは有力馬2頭を見る位置だった。最後の直線では馬群を割るように伸び、シングウィズジョイを首差とらえてゴール。M・デムーロが名手と言われる理由がそこにあった。

「最高です。京都でG1を勝てていないのをずっと気にしていましたから。ゲートは少し遅れましたが、距離を考えると問題はなかった。最後は本当にいい脚でした」と喜びを爆発させた。

 ミルコ自身、エリザベス女王杯は当初、ジュエラーに騎乗する予定だった。だが、その桜花賞馬が戦列を離れ、クイーンズリングとのコンビ続行となった。今年4度目のJRA・G1制覇。まさに“神ってる”男だ。

「うまく乗ってくれました。うれしいのひと言です。直線は“何とかつかまえてくれ”と。前走から中3週でしたが、馬運車に乗せる時に“これで負けたら仕方ない”と思うほどパワーアップしていました」と吉村師も満面の笑み。

 3歳時にフィリーズレビューを勝ちながらも、トモに疲れが残る体質からG1タイトルに手が届いていなかった。それでも指揮官はクイーンズリングの成長を待った。厩舎にとっても開業5年目、8度目の挑戦でG1制覇にたどり着いた。

「スタッフには感謝の気持ちしかないです。ここをベストの状態に持って行こうと思っていましたから、次はゆっくりと考えます」。淀で誕生した新女王が今後、さらなる飛躍を遂げていく。

提供:デイリースポーツ

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