13年の2歳王者
アジアエクスプレスが日曜福島の
福島民友C(ダート1700メートル)で戦列に復帰する。脚部不安のため1年3カ月ぶりの勇姿となるが、ここまで美浦坂路で入念に乗り込まれてきた。
16日はマイルCSに出走する僚馬
ヤングマンパワーと併せて4F53秒3-12秒5をマーク。手塚師は「長期の休み明けだけに、気持ちの面で心配はあるけど、動き自体はいい。G1を使う馬と一緒にやれているぐらいだからね」と仕上がりの良さに胸を張る。
獲得したG1タイトルは13年
朝日杯FS。翌年から阪神に場所が移ったため、最後に中山で行われた一戦だ。世界の名手ムーアを背に、栗毛の馬体を弾ませながら先頭でゴール板を駆け抜けたシーンが印象に残る。「馬体重は前走(15年8月・
BSN賞=4着、550キロ)から10キロぐらい増えているだろうけど、格好は付けられるはず。小回りコースも大丈夫。半信半疑だけど、期待はあるよ」と底力に期待を寄せた。(刀根善郎)
提供:デイリースポーツ