中山10Rの第61回
有馬記念(GI、3歳以上、芝2500m)は1番人気
サトノダイヤモンド(
C.ルメール騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分32秒6(良)。クビ差2着に2番人気
キタサンブラック、さらに1/2馬身差で3着に3番人気
ゴールドアクターが入った。
サトノダイヤモンドは栗東・
池江泰寿厩舎の3歳牡馬で、
父ディープインパクト、
母マルペンサ(母の
父Orpen)。通算成績は8戦6勝。
〜レース後のコメント〜
1着
サトノダイヤモンド(
ルメール騎手)
「すごく嬉しいです。
キタサンブラックは最大のラ
イバルですし、スタンド前で外にいたのでポジションを上げました。そこからもう一度
リラックスしてくれましたし、ゴール前、本当に頑張りました。
ハーツクライの時は、日本での初GI勝利。今年、
サトノダイヤモンドは人気でしたし、自信もありました。新馬戦からずっと乗ってきた馬で、今年、
有馬記念を勝ててすごく嬉しいです。
凱旋門賞は
サトノダイヤモンドにいいと思います」
(
池江泰寿調教師)
「ゴールした時は勝ったかどうか分かりませんでしたが、勝ててホッとしました。状態はすごく良かったです。行く馬は分かっていましたし、枠は外。4〜5番手からと思いましたが、少し後ろだと思いました。1コーナーから上がっていった時、大丈夫かなと思いましたし、厳しいレースになると思いました。それでも、手応えは良かったですし、前を捉えられるなと思いましたし、ジョッキーもうまく乗ってくれました。この秋、春よりも断然良くなりました。それでも、背腰に緩さがありますから、そこに芯が通れば1つ2つ上のギアが入り、爆発力も出ると思います。来年は、
凱旋門賞から逆算してのローテーションとなり、春は国内に専念します。来年秋、もっと良くなると思います。
有馬記念は、幼い頃から大好きなレースです。何回勝っても嬉しいですし、これからもたくさん送り出して盛り上げたいと思います」
2着
キタサンブラック(
武豊騎手)
「2番手からは想定通り。最後もいいタイミングで差し返せたかと思ったのですが。3コーナーで
サトノノブレスにつつかれたのが痛かったです。去年よりもよく頑張っています」
3着
ゴールドアクター(吉田隼騎手)
「ロスなくイメージ通りに運べて、4コーナーでは勝てると思いました。それくらいの手応えだったのに、そこからギアが上がらず、前を差せずに後ろから差されてしまいました。夏に楽をさせたのが響いたのかもしれません。現状では力を出し切っているので悔いはありません」
4着
ヤマカツエース(池添騎手)
「返し馬で状態の良さが分かりました。内々でロスなく追走出来て、直線で伸びるところで両サイドに閉じられてしまいました。切り返すロスがなければもっと走っていたと思います」
5着
ミッキークイーン(浜中騎手)
「男馬の中で十分に頑張ってくれていますし、よく走ったと思います」
6着
シュヴァルグラン(福永騎手)
「五分のスタートで、
サトノダイヤモンドを見る悪くない位置につけられましたが、思ったほど流れませんでした。それで、3コーナーからロングスパートして、最後まで食らいつきましたが、上位とは完成度の差があったのだと思います」
8着
サウンズオブアース(
M.デムーロ騎手)
「去年より馬が疲れていました。勝てるイメージでしたが、伸びませんでした」
9着
デニムアンドルビー(バルザローナ騎手)
「ペースが上がった3〜4コーナーで脚を使ったのが、直線で影響したようです」
10着
マリアライト(蛯名騎手)
「勝負どころで内に押されてモタれてしまいました。外にスムースに出せていれば違っていたと思います」
ラジオNIKKEI