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京都金杯・G3」(1月5日、京都)
開門と同時に、瞬く間に銀世界となった28日の栗東トレセン。視界が遮られる中、坂路で追われた
エアスピネルは、横殴りの雪を切り裂くように4F50秒8-36秒9-12秒2の猛時計をはじき出した。
ゴール前は先に追い切られた
グルーヴァー(5歳500万下)に追いつき、力強い脚取りでフィニッシュ。この日の一番時計に、笹田師は「見ての通り。きょうは一番強い負荷をかけて、それなりに馬も反応してくれた。追い切り後の息の入りも良かったし、態勢は整いつつある」と理想的な内容に納得顔だ。
年長馬との初対戦を前に「こちらが胸を借りる。挑戦者の立場」と指揮官は気を引き締めるが、
有馬記念では同世代の
サトノダイヤモンドが古馬勢を撃破し、レベルの高さを証明して見せた。「あの結果は励みになる。この馬のベストはマイルから千八。二千までは守備範囲だと思う。今後を占う意味でもここは楽しみ」。存在感を示すためにも、V発進で勢いをつけたい。
提供:デイリースポーツ