「オーシャンS・G3」(4日、中山)
全てが若きトレーナーの青写真通りに運んでいる。ラピスラズリS快勝後、すぐにここからの始動を決めた
メラグラーナが1日、栗東坂路で躍動感あふれる動き。
池添学師が騎乗した大下(レースは戸崎圭)に指示した内容は「52秒を切らず、54秒を超えない時計で、かつラップごとに速くなるように」という細かなものだったが、4F53秒1-38秒8-12秒0と、指示通りの数字を刻んだ。
「うまく乗ってくれました。絶好調時に比べるとまだ余裕はありますけど、十分な動きだったと思います」と指揮官は納得の笑み。前走時の馬体重が522キロで、今は540キロあるが、「輸送で10キロほど減る馬。次のことも考えたらこれでいい」と計画通りであることを明かした。
中山芝6F戦は2戦2勝。ここで重賞初Vを決めれば、最大目標の
高松宮記念(26日・中京)に弾みがつく。「次が楽しみなレースをしてほしいですね」。短距離戦線に新星誕生なるか。トレーナーの懸ける期待は大きい。
提供:デイリースポーツ