「
アネモネS」(11日、中山)
本番の
桜花賞へ貫禄勝ちを収めたい。
フェアリーSの覇者
ライジングリーズン。1勝馬が中心のメンバー構成とあって、戦歴はひと際目立つ。「ここである程度の結果を出さないと、次に楽しみがないですよね」と斉藤厩務員の視線も自然と仁川へ向く。
中団からメンバー最速タイの上がり3F35秒4でぶっこ抜いた前走。10番人気の低評価をあざ笑うかのように豪快なVを決めた。「新馬の勝ち方が良く、能力的にはいいモノがあると思っていた。2戦目のアルテミスS(13着)で負けたのはイレ込みが原因」。決してフロックではなく、本来の走りを見せた上での勝利だ。
「パンとしてこない面もある。良くなるのは先」とまだ完成形ではないが、「前走のプラス12キロは成長分。この中間はさらに落ち着きが出て、調教をやってもへこたれなくなってきたんです」と上昇曲線を描いているのもまた事実。期待を膨らませる快走で、胸を張って西下といく。
提供:デイリースポーツ