「
阪神大賞典・G2」(19日、阪神)
連覇に向けて、視界は良好だ。昨年の覇者
シュヴァルグランは15日、栗東坂路で
インヴィクタ(3歳オープン)と併せ馬。パワフルなフットワークを繰り出し、悠々とパートナーに0秒2先着を決めて最終リハを終えた。
友道師は「先週、ジョッキーが乗ったので今週はこれでいい。今年に入って調教で動くようになってきたし、馬が変わってきた」と成長ぶりに手応えを感じている。攻め駆けしないことで有名なシュヴァルだが、先週は栗東CWでラスト1F12秒2をマークするなど、攻め馬でも変わり身を見せている。
昨秋3戦は全てプラス馬体重での出走。思惑通りに馬体を絞れるかが鍵になりそうだが、「輸送で減らない馬だからね。こっちで競馬を迎える方がいい」と、師は関西圏での一番を歓迎している。
昨年の
有馬記念馬
サトノダイヤモンドとの再戦。指揮官は「昨年は文句なしの完勝だった。今年は強いのがいるからね」と
グランプリホースに敬意を表しつつ、「斤量が同じ(57キロ)だし、長丁場だから付け入る隙はあるかな」と色気を見せた。ひと皮むけたシュヴァルが、春の仁川で強敵撃破に燃える。
提供:デイリースポーツ