前走
オーシャンS(GIII)に優勝した
メラグラーナ(牝5・栗東・
池添学)に騎乗する
戸崎圭太騎手の共同記者会見が、美浦トレーニングセンターで行われた。
(
オーシャンSの印象は?)
「センスは十分な馬だったので自信を持って臨みましたが、良いパフォーマンスを見せてくれました」
(一昨年11月の1000万下で初めて跨った時の印象は?)
「とてもフットワークが良くて、ゆったりした馬と感じました。あの時は距離は1400だったのですが、前々で競馬をするような形で、本当に乗りやすい良い馬だなと感じました」
(後々、重賞路線で活躍する予感は?)
「雰囲気は感じていました。ただ乗った時に距離について進言することができれば、もっと早く1200mに対応できたと思うんですけどね」
(ベストパフォーマンスをするのは1200m?)
「そうですね。あと僕が乗せて頂いていた時は、前々で競馬をするような形を取っていました。それよりも少し下げて競馬をした方が最後の伸び脚が良いので、1200に限ってというわけではないのですが、もう少し距離が延びてもそういう競馬すればというのはありました」
(やはりこの馬は末脚が魅力?)
「そうですね」
(500キロを超える馬体で、スピードとパワーを感じる?)
「スピードよりもパワーの方を感じますが、大きい馬体にしては軽い走りもしますし、良いフットワークをしています。器用さ、乗りやすさが抜群です」
(主役不在のス
プリント界だが、相手関係は?)
「横一線とも感じています。チャンス十分なので、力を発揮できるように騎乗したいです」
(横一線からこの馬が少し抜けているのではないかというファンの評価もあるが?)
「勢いもありますし、そう思って頂けたら嬉しいですね」
(過去にも名牝に騎乗しているが、この馬への期待や感触は?)
「前走も強い勝ち方をしていますし、すごく乗りやすくて賢い馬なので、どんな競馬でも対応できます。乗り方1つで本当に変わってくるなと思いますし、僕自身の騎乗にかかっていると思います」
(去年の
高松宮記念はかなり時計が速かったが、時計は詰められそう?)
「詰めることは可能だと思いますね。中京も広くなりますので、中山よりもゆったりと乗れます。そういった面でも向くかなと思います」
(中京の馬場の印象と、この馬の馬場との相性は)
「合うと思います。緩いというわけではないのですが、良馬場でも少し掘れるというところが窺えます」
(内と外のどちらが良い?)
「内よりも外かなという感じはしていますけど、中京の馬場はその日に変わるので、当日確認したいです」
(今5歳だが、南半球産なのでちょうど4歳の充実期くらいに当てはまる?)
「そうですね、本当に充実していると乗っていてもそれを感じます。頑張りたいと思います」
(取材・写真:佐々木祥恵)