「
ドバイターフ・UAE・G1」(25日、メイダン競馬場)
連覇を狙った
リアルスティールが鼻出血のため直前に回避した一戦。昨年の
秋華賞馬で元大リーガーの“大魔神”こと佐々木主浩氏が所有する
ヴィブロス(牝4歳、栗東・
友道康夫厩舎)が外から差し切って、見事に勝利を収めた。
1着賞金は何と360万米ドルで日本円にして約4億円!まさに“持ってる”オーナーの強運ぶりがドバイの地でも存分に発揮された形だ。
“マジックマン”の異名を取る香港のトップジョッキー・モレイラ騎手を背に、道中は後方集団のインを追走。直線でも前に馬群がある厳しい状況だったが、外に進路を確保してからは徐々にエンジンを噴かしていく。粘り込みを図る先行集団を一気にのみ込むと見事に日本代表のなでしこが、07年
アドマイヤムーン、14年
ジャスタウェイ(当時はドバイデューティフリーの名称)、そして昨年の
リアルスティールに続く、4頭目の日本馬勝利を挙げた。
モレイラ騎手「雨が心配だったが、あまり関係はなかった。そんなにひどい馬場ではなかったです。陣営がいい仕事をしてくれました。馬の調子は良かったですし、世界中のどんな馬でもできるようなレースではなかったと思います」
提供:デイリースポーツ