「
桜花賞・G1」(9日、阪神)
軽やかなフットワークで栗東CWを周回した
カラクレナイは5日、終始馬なりのままだったが、6F82秒8-38秒4でラスト1Fは11秒9の好タイム。先週には新コンビの田辺が駆け付けて追い切っており、松下師は「あの時点で仕上がっていたので、きょうは(しまいの)反応を確かめた程度。とてもいい追い切りができましたね」と笑顔をのぞかせた。
昨年10月のデビュー戦こそ4着に敗れたが、その後は破竹の3連勝。特に前走のフィリーズRの勝ちっぷりは圧巻の一語だった。出遅れて後方からの競馬を余儀なくされながらも、ゴール前は鋭い末脚で1番人気の
レーヌミノルをきっちりとらえてみせた。
「スタートで少し出遅れたけど、その後はリズム良く走ることができた。重賞初挑戦でメンバーは強かったですが、最後は長くいい脚を使ってくれました。強くなっていますね」。トレーナーは頼もしそうにうなずく。
デビューから4戦続けて1400メートルを使っているが、指揮官は「別に1600メートルが駄目というわけではありません。むしろ距離が延びることで、この馬の末脚が生きてくるかもしれませんよ」と不敵な笑みを浮かべていた。
提供:デイリースポーツ