デビューから3連勝で
皐月賞(4月16日・中山芝2000m)に出走する
ファンディーナ(栗東・
高野友和厩舎)。勝てば69年ぶりの牝馬優勝となるわけだが、netkeiba.comの予想オッズも1番人気とほとんど差のない2番人気(12日11時現在)の支持。今朝も坂路馬場でレースに向けた最終追い切りを行っている。
1本目を77.4秒で駆け上がった後、2本目に
インヘリットデールを追走する内容。2F目あたりからピッチが上がり、前に並びかける。ラスト1F標識の手前で迫力十分に追い抜いていくと、相手がラチの方へヨレてしまう。圧力のある走りは、相手が違うのに先週と同じ追い切りを見ているよう。
時計は4F54.5〜3F39.5〜2F26.2〜1F13.1秒と先週より遅い。しかし、今朝の坂路はウッドチップ入れ替えと月曜日から火曜日に降り続いた雨の影響を受けて、非常に力がいる重たい馬場。それを考慮すると、先週より時計的な評価も上で、力がいる馬場でもまっすぐ走れるところがいい。いろんな課題もあるだろうが、それを考慮しても勝ち負けを期待したくなるスケールがあることは間違いない。
(取材・写真:井内利彰)