世代屈指の良血馬がターフに帰ってくる。10年の三冠牝馬で、G1・5勝を挙げた名牝
アパパネの初子
モクレレ(牡3歳、美浦・国枝)は、2月4日の東京でデビューして6着。その後は右前第1指骨を骨折して休養に入っていたが、10日の東京6R(芝2000メートル)で戦列に復帰する。
4カ月ぶりの実戦だが、佐藤助手は「骨折の影響はない」とキッパリ。ただ、その一方で馬場に向かう際に気難しさを見せるのは相変わらずの様子。危うい気性面を考慮し、まだ調教はセーブ気味にしている現状だ。「走りだしてしまえば真面目に走るし、背中も抜群にいい。能力は間違いなくあるからね」と今回は若干控えめながらも高い素質に期待という
ジャッジだった。
同じ
ディープインパクトを父に持つ全弟
ジナンボー(牡2歳、美浦・堀)は、早ければ今週の東京競馬でデビューする。“長男坊”も負けていられない。遅れてきた大器がいきなり本領発揮となるか。(デイリースポーツ・刀根善郎)
提供:デイリースポーツ