デビュー戦から1度もハナを譲ったことのない個性派
マルターズアポジー(牡5・美浦・
堀井雅広)が、得意の平坦小回りコースで優勝を狙う。追い切り後の武士沢友治騎手のコメント。
「これまである程度やってきていますし、今週は前半
リラックスさせて最後は気を抜かないように、終い重点の追い切りでした。状態は良いですね。前走の
大阪杯(GI・12着)は状態も悪くなく、ペース的にも良いかなと思いましたし、手応えも良かったのですが、
キタサンブラックに力を吸い取られたといいますか、迫力に負けてしまった感じです。
以前に比べると変なイレ込みがなくなってきましたし、調教はしやすくなりました。競馬で気が入ってしまうのは、この馬の性格だと思っています。今回、小回りになるのはプラスですし、力まず自分のペースで行ければと思います。あとは軽ハンデの馬がどれくらい走るかですが、斤量負けする馬ではないですし、自分の競馬をするだけです」
前走の
エプソムC(GIII)で流れが向かない中、5着と健闘した
バーディーイーグル(牡7・美浦・
国枝栄)が、昨年に続いて
七夕賞に参戦する。追い切り後の国枝調教師のコメント。
「前走は先行馬有利の流れになりましたが、この馬自身、後ろからロスのない競馬ができましたし、終いの脚も良かったですね。前走後も順調ですし、今週の追い切りの動きを見ても好調を維持していると思います。昨年のこのレースは外を回ってなし崩しに脚を使ってしまいましたが、うまく立ち回ることができれば、今年はもっとやれるでしょう」
(取材・写真:佐々木祥恵)
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