スマートフォン版へ

【七夕賞】ゼーヴィント 横綱相撲でねじ伏せた 絶好調男・戸崎圭に導かれ重賞V2 

デイリースポーツ
  • 2017年07月10日(月) 06時01分
 「七夕賞・G3」(9日、福島)

 絶好調男に導かれて貫禄のVだ。1番人気ゼーヴィントが横綱相撲で昨年のラジオNIKKEI賞以来となる、重賞2勝目をゲットした。8日に37歳の誕生日を迎えたばかりの戸崎圭は、史上3人目(4回目)のレース連覇を達成。土日で9勝と大暴れした。積極策から粘り込んだ5番人気マイネルフロストが2着。2番人気マルターズアポジーは直線で失速し、11着に敗れた。

 照りつける強い日差しを全身で浴びながら、1番人気ゼーヴィントが躍動する。5カ月半ぶりもお構いなし。横綱相撲と呼ぶにふさわしい内容で、展望を大きく切り開いた。

 戸崎圭が満足げに汗をぬぐう。「先行馬がある程度いたので、その後ろあたりになるかな」と予定通りの中団待機策から徐々に進出し、ラストは力でねじ伏せた。「走り方が良くなっている。さらに上を目指せます」とべた褒めした鞍上は昨年のアルバートドックに続く連覇、そして今週9勝の固め打ちと大暴れ。8日に迎えた37歳の誕生日を、自らの手で派手にお祝いだ。

 一方、厳しい顔つきで言葉を発したのは木村師。「向正面では重たそうな走り。地力で頑張ってくれた」と愛馬に頭を下げた。思ったほどの負荷をかけられなかった最終追いを考慮し、レースまでに調整を工夫。「それが正しかったのか分からない。こういう期待馬を預からせていただいている。もっとしっかりしないといけない」と美酒に酔うことなく、表情を引き締める。

 決して万全とはいかない状態でのVは、ポテンシャルの裏付け。トレーナーは「脚元が丈夫な馬ではない。様子を見て」と次走の明言を避けたが、秋のG1参戦を問われた際には「ちゃんとやっていけば、そういうところへ行くようになる」と言い切った。重賞で(2・3・0・0)と底を見せていないディープインパクト産駒の4歳馬。さらなる飛躍の時が楽しみでならない。

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す