「
新潟記念・G3」(9月3日、新潟)
軽快な動きが光った。
小倉記念の覇者
タツゴウゲキが30日、栗東CWで4F51秒2の好時計をマーク。目下の充実ぶりを示した。重賞連取を決めるとともに、サマー2000シリーズ制覇といきたいところだ。
重心を低く沈め、鋭い脚でゴールに飛び込んだ。
小倉記念で重賞初勝利を飾った
タツゴウゲキは、栗東CWで単走で追い。先週までにしっかりと負荷をかけられているとあって軽めの内容だったが、馬なりで4F51秒2-37秒4-12秒2の好時計をマークした。
「本当に動きは良かったね。いいフットワークをしていたよ」と鮫島師は充実ぶりに目を細める。前走後、1週間の短期放牧に出しており、気持ちの面でもフレッシュだ。キビキビとした身のこなしで馬体も大きく見せ、充実ぶりを強く印象づけた。
小倉記念は格上挑戦を実らせて差し切り勝ち。M・デムーロの落馬負傷で急きょ代打を務めた秋山が、タイトルウイナーへと導いた。師は「秋山くんが完璧に乗ってくれたね。この馬に合っているんだろう。頼んだ時にやる気満々だったから、自信もあったんじゃないかな」と殊勲の騎乗を称賛する。その秋山も「ハンデ(52キロ)も軽かったので、うまくいきましたね。ただ、いい馬だと思っていたし、乗った感じもイメージ通りだった。乗りやすくて操縦性に優れていましたね」と馬を褒めたたえた。
サマー2000シリーズ王者の座が懸かる今回も、引き続き秋山にバトンを託された。「55キロのハンデは仕方ない。それに見合う実績があるということですから。もう一度乗せてもらえましたから、ありがたいです」と感謝の言葉を口にするとともに、再度チャンスを生かす構えだ。次は越後路で豪撃一閃(いっせん)。息ぴったりの人馬が新潟でも魅せる。
提供:デイリースポーツ