今週末10日にフランス・
シャンティイ競馬場で行われるフォワ賞(仏G2・芝2400m)。
凱旋門賞の前哨戦として知られ、ロンシャン競馬場の改修工事の影響で昨年・今年は
シャンティイで行われている。これまで1999年の
エルコンドルパサー、2012年・13年の
オルフェーヴルと2頭の日本馬がここを制して
凱旋門賞に臨み、2着になっている。また、フォワ賞を
ステップとした
凱旋門賞の優勝馬は1992年のスボティカまで遡る。
第2回登録の終了時点で19頭の登録があり、今週7日に追加登録が行われる。欧州のブックメーカーでは現在ベット対象が日本馬
サトノダイヤモンドと
サトノノブレスを含め7頭のみとなっており、例年通り少頭数となる見込み。
C.ルメール騎手が騎乗する
サトノダイヤモンドは圧倒的人気に支持されている。人気では今年の仏G1・ガネー賞を制した4歳馬クロスオブスターズ、昨年の仏G1・
サンクルー大賞の優勝馬で同年のこのレースも勝っている5歳馬シルバーウェーヴが続く。また、ブックメーカーでは現在ベット対象になっていない独G1勝ちのジンギス
シークレットも出走を予定している。
川田将雅騎手が騎乗する
サトノノブレスは最低人気となっている。
この日は他にも、日本馬
マカヒキが昨年制した3歳牡牝限定のG2・ニエル賞や牝馬限定のG1・ヴェルメイユ賞と、
凱旋門賞の前哨戦が行われる。ニエル賞には英愛ダービーで好走したフランケル産駒・クラックスマンらが出走予定。ヴェルメイユ賞には昨年2着の
エンドレスタイムらが出走予定。
また、前日の愛G1・
愛チャンピオンSにはG1・4連勝中のアイルランドの3歳牝馬・ウィンター、昨年の
凱旋門賞2着馬の
ハイランドリールらが登録しており、こちらも
凱旋門賞を占う重要な一戦となりそう。