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勢いに乗るディープブリランテ産駒に注目

デイリースポーツ
  • 2017年09月12日(火) 18時10分
 現在のJRAリーディングサイアーはディープインパクト。12〜16年まで5年連続トップを守り、王者サンデーサイレンス亡きあとの日本の種牡馬No.1の座に君臨している。だが、ここにきて徐々に存在感を増している種牡馬がいる。そのディープを父に持つディープブリランテだ。

 12年ダービー馬で、現3歳世代がファーストクロップ。初年度産駒からリカビトス(牝3歳、美浦・奥村武厩舎)が末脚を武器にデビューから無傷3連勝を決めると、7月にはセダブリランテス(牡3歳、美浦・手塚貴久厩舎)も同じく3戦3勝でラジオNIKKEI賞をV。産駒の重賞初制覇を飾っており、今が旬の血統と言えるほどの勢いがある。

 リカビトス奥村武調教師はディープブリランテ産駒の特徴を話す。「リカビトスについてですが、馬体はそこまで目立つといった印象はなかったですね。ただ、いざ追い切りを始めるといい動きをするし、乗り手も『フットワークのバランスが良く、背中が強いです』と絶賛する。この“走りの良さが見た目には表れない”という点が、(祖父の)ディープインパクトに似ていると言っていいのではないでしょうか」。

 現在、2歳世代を含めた産駒の成績は芝36勝、ダート7勝で、芝での単勝回収率は107%とまずまずの数値をマークしている(9月10日終了時点)。まだ今は地味な馬体や戦績のイメージだけで判断され、実際の実力を過小評価されている感は否めない。しかし、そこは王者ディープインパクトの2世種牡馬で、世代の頂点も極めた素質馬だ。見た目以上に能力のある馬が多いことを覚えておいて損はないだろう。

 今週のセントライト記念には、前述のセダブリランテスが出走を予定。夏の上がり馬として、春の既成勢力に戦いを挑む。まだローテが発表されていないリカビトスの動向も気になるが、それも含めて今秋のG1戦線では、ディープブリランテ産駒が台風の目になるかもしれない。(デイリースポーツ・刀根善郎)

提供:デイリースポーツ

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