「
オールカマー・G2」(24日、中山)
6歳の秋。熟成と充実の時を迎えた
ステファノスが20日、栗東芝で戦う姿勢を明確にした。
7着だった6月の
安田記念以来、約3カ月半ぶり。(0・2・1・4)という休み明けでの成績が示す通り、どちらかと言えば叩き良化型(2走目は(2・3・1・1)の戦績)。そこからの脱却を図る意味もあって、調教の段階からより実戦に近い環境での作業が施された。
その一つが、1週前に続いての芝コース追い。常に進化を求める藤原英師の熱さを感じずにはいられない。5F64秒0-35秒1-11秒6。最後はステッキを飛ばして競馬が近いことを伝え、闘志に火をつけたのは、始動戦から全開でいく、という意志の表れだ。
見届けたトレーナーは「これまでは
毎日王冠(過去2年7、5着)からでしたが、今年は天皇賞に向けて、少し変えてみようと」と説明。「休み明けという面は否めませんが、やってきたことがどういう競馬につながるのか。期待したいと思います」と前を向いた。
キタサンブラックに迫った4月の
大阪杯など、これまでG1で2着3回の実力馬。勝利をつかんで府中決戦へ向かうためにも、まずは中山で力を示す。
提供:デイリースポーツ