いよいよ今週末、10月1日(日)に迫った
凱旋門賞。今年は
シャンティイ競馬場(フランス)の舞台で開催される競馬の世界最高峰の一戦に、日本馬
サトノダイヤモンドと僚馬
サトノノブレスが挑む。
netkeiba.comでは、競馬ファンを対象に
凱旋門賞アンケートを実施。日本競馬長年の悲願達成の可能性をファンはどう見ているのか。9月28日現在、回答を得ている426人のファンの声をお伝えする。
■
サトノダイヤモンドは勝てると思いますか?
「勝てない」78%
「勝てる!」15%
「分からない」7%
ファンの8割近くが「勝てない」と見ている。というのも、「エネイブルに注目せざるを得ない」「エネイブルには逆立ちしても勝てない」と、大本命と目されるイギリスの3歳牝馬・エネイブルの強さの前に「勝てない」派が多い。
それでも「父親のディープですら叶えられなかった夢の続きを
サトノダイヤモンドに託したい」「フォワ賞で
シャンティイを経験したことで、本番では見違えるような走りを見せるでしょう!」「展開がハマれば勝つ可能性は大いにあると思います」と
サトノダイヤモンドの勝利を信じるメッセージも多く届いている。
アンケートではほかに、馬券を買うかどうかについても聞いた。
■今年の
凱旋門賞はIPATで馬券を買いますか?
「買う!」64%
「買わない」22%
「まだ決めてない」14%
現段階で既に購入予定のファンが過半数超え。「馬券が買えるようになって本当に楽しみが増えた」「今年も
凱旋門賞当てたいです!」と意気込みも充分。日本馬が出走するということで「応援馬券は買います!」というファンもいれば、「ここは純粋に自分が強いと思った馬から」と応援と馬券を区別するファンもいる。
最後に「これまで日本馬が出走した
凱旋門賞で、最も印象に残っているレースは?」と聞いたところ、こんな答えが返ってきた。
「2012年
オルフェーヴル(2着、優勝ソレミア)」43%
「1999年
エルコンドルパサー(2着、優勝
モンジュー)」17%
「2013年
オルフェーヴル(2着、優勝トレヴ)」16%
「2006年
ディープインパクト(3位入線失格、優勝レイルリンク)」12%
「2010年
ナカヤマフェスタ(2着、優勝
ワークフォース)」4%
「2014年
ゴールドシップ/
ジャスタウェイ/
ハープスター(優勝トレヴ)」4%
「その他」4%
2度の
凱旋門賞2着がある
オルフェーヴルが併せて過半数超え。特に1回目の挑戦である2012年が43%の支持を集めた。「2012年
オルフェーヴルが直線抜け出す脚はゾクゾクしました!」とゴール前で惜しくも涙を呑んだこの一戦はファンの印象に強烈に残っている。
2番目の支持を受けたのは1999年に2着の
エルコンドルパサー。「
モンジューに僅差というのが別格」「世界の頂点に最初に近づいた瞬間に震えたから」と、欧州最強馬
モンジューに僅か及ばなかった一戦は、
アンケート項目の中で唯一の20世紀の競走ながら、いまなお色褪せない輝きを放っている。
今年の
凱旋門賞、発走時刻は日本時間10月1日23時05分。エネイブルら強豪の前に、やや悲観的にもなっている日本の競馬ファンに、
サトノダイヤモンドは“悲願達成”の報をもたらすことができるのか。世紀の決戦に目が離せない。