「
凱旋門賞・仏G1」(1日、
シャンティイ)
悲願へ淡々とルーティンをこなし、静かに決戦の時を待つ。30日の朝、
サトノダイヤモンドは前日同様にリオン坂路を2本。「27日にしっかりと負荷をかけた分、前走より動きと息遣いが良くなっています」と池江師は改めて上積みを強調した。
トレーナーとしては12、13年
オルフェーヴル(ともに2着)に続き3回目の参戦。「毎年このレースに出走し、勝つことを目標に馬づくりをしている」と強いまなざしで決意を表明し、「この場に立つことができて幸せ」と喜びをかみしめた。
29日の午後には里見治オーナーが厩舎を訪れ、今後のスケジュールなどを確認。大一番へ向け、ムードはいよいよ高まってきた。「たくさんのファンが注目している。いい結果を届けられるよう、あと1日ケアをしたい」。これまで2着4回と日本馬が涙をのんできた欧州の頂上決戦。磨き上げてきたダイヤモンドを
シャンティイのターフに送り込む。
提供:デイリースポーツ