10日、NAR
地方競馬全国協会が「
地方競馬強化指定馬制度」を実施することを発表した。
これは「
地方競馬における強い馬づくり」の一環として、一定の成績を残した
地方競馬所属馬について、その競走能力を向上させるために坂路などを備えた民間の育成施設を利用する場合に支援する制度。
地方競馬から「強い馬」を輩出する一助とすることを目的に、本年度より実施される。概要は以下のとおり。
【
地方競馬強化指定馬制度 概要】
(1)対象馬
平成29年度は、2歳競走の成績により最大5頭を「強化指定馬」として選定
(2)支援内容
平成30年1月〜6月の間、上記「強化指定馬」が育成施設等を利用して競走能力向上を図った場合に、馬主に対してその経費(の一部=最大200万円)を支援
(3)その他
平成30年度以降については、本年度の実施状況等を踏まえ拡充して実施する予定
[強化指定馬選定方法]
以下により選定順位をつけ、上位の地方所属馬を優先に選定する
(選定順位1)
・
全日本2歳優駿 1〜3着馬
・
全日本2歳優駿 地方最先着馬
・
東京2歳優駿牝馬 1着馬(牝馬)
・グランダム・ジャパン2歳シーズン 総合優勝馬(牝馬)
(選定順位6)
・
兵庫ジュニアグランプリ 1着馬
(選定順位7)
・
北海道2歳優駿 1着馬
(選定順位8)
・
エーデルワイス賞 1着馬(牝馬)
(選定順位9)
・
東京2歳優駿牝馬 2着馬(牝馬)
(選定順位10〜12)
・上記6〜8の競走の順で2着馬
(選定順位13)
・
全日本2歳優駿 4着馬
(選定順位14)
・
全日本2歳優駿 5着馬
(選定順位15)
・
東京2歳優駿牝馬 3着馬(牝馬)
(選定順位16〜18)
・上記6〜8の競走の順で3着馬
(NAR
地方競馬全国協会のリリースより)