10月14日(土)東京芝1800mで行われる
府中牝馬S。ここに出走予定の昨年の
秋華賞馬
ヴィブロス(栗東・
友道康夫厩舎)。前走
ドバイターフでG1が2勝目となったが、それ以来のレースとなる今回。今朝11日は全休明けだったので、本来は調教が休みだが、本馬は10日にCWコースで1周のキャンター調整を行い、最終追い切りのために備えていた。
角馬場で体をしっかりとほぐした後、坂路馬場へ移動。単走ではあったが、50mほど前方に
チトニアが単走で追い切っており、これを見ながら駆け上がっていくような形だった。
前半からゆっくりと入り、後半もゆっくりまとめてくると思われた。実際、乗り手の手綱が激しく動くようなことはなく、馬の行く気に任せて促す程度だったが、時計は4F54.7〜3F39.4〜2F24.9〜1F12.3秒。後半は見た目以上に速い数字となった。
2走前
中山記念の馬体重が424キロ。これよりは10キロ以上増えた数字での出走となりそうだが、これはパワーアップしているからこそ。決して太目が残っている印象はないし、ドバイ遠征帰りでもきっちりと調整され、
エリザベス女王杯(11月12日・京都芝2200m)に向けた始動戦としては万全の態勢が整っている。
(取材・写真:井内利彰)