「アルテミスS・G3」(28日、東京)
中山で新馬戦を勝った
グランドピルエットが重賞に挑戦する。父は新種牡馬
ロードカナロアで母は09年
京成杯AHを勝った
ザレマという良血馬。高木助手は「前走後はここを目標にしっかり調整した。実戦を経験し、ラストで沈むようになったし、走りの質は良くなっている」と前回からの変化を口にする。ただ、レースについては、「高い素質を秘めているものの、まだ心身ともに若い馬だから」と半信半疑だ。
高木助手にとってアルテミスSは苦い思い出がある。2年前の
メジャーエンブレム。新馬とアスター賞を連勝し、1番人気に支持されながらも
デンコウアンジュに差されて2着となった。「これまでで一番、悔しかった」と当時を振り返る。それほど自信はあった。「メジャーは絶対に勝つと思っていたからね。そういうことが起こるのも競馬。今年はその時とは逆に
チャレンジャーとして挑みますよ」と前を向く。くしくもパートナーは2年前、
デンコウアンジュに騎乗していた田辺。何かが起こりそうな雰囲気はある。
提供:デイリースポーツ