「
平和賞・S3」(25日、船橋)
ホッカイドウ競馬から参戦した5番人気の
リンノストーンが、不良馬場をものともせず、後続に2馬身半差をつけて逃げ切り勝ち。うれしい重賞初制覇を決めた。1番人気の
ドンビーは懸命に追い上げたが2着。3着には3番人気の
シェーンリートが食い込んだ。
鮮やかな逃走劇だった。最内枠から主導権を奪った
リンノストーンが逃げ切り勝ち。11年のエンジエルツイート以来、ホッカイドウ競馬所属馬としてこのレース5頭目の勝ち馬となった。
初コンビを組んだ真島大は装鞍所で激しくイレ込んでいたことから「ゲートだけを気をつけて、スタート後は砂をかぶらないように積極的に行った」と振り返る。前走は初めてのマイル戦で6着に敗れていたが「距離は意識せず、リズムよく走らせた」とうまくマイペースに持ち込んだ。初めての左回りでもスムーズに回って、直線でも後続を全く寄せ付けなかった。
この勝利で「全日本2歳優駿・Jpn1」(12月13日・川崎)の優先出走権を獲得したが、管理する林和師は「北海道に帰ってからオーナーと相談します。牝馬の重賞(東京2歳優駿牝馬・S1=12月31日・大井)と、どちらにするか考える」と今後の見通しを語った。
提供:デイリースポーツ