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【JBCクラシック】アポロケンタッキー陣営「皆にチャンスがあると思う」/ねぇさんのトレセン密着

  • 2017年11月01日(水) 19時00分
 今週は金曜はじまりの3日間開催ということで水曜日に出馬投票が行われました。中央競馬に携わる方々は、基本、“曜日”単位で生活している方が多いです。予定を決めるときに、数字の日にちは分からなくても曜日だけで会話が成立するくらいですから。だから、水曜投票→金曜から競馬のパターンはかなりのイレギュラーなんです。

 馬券の売上をより多く見込めるようにするため、昔に比べて3日間開催が増えていますね。競馬全体のためにはいいことなのでしょうが、現場としてはちょっぴり慌ただしさを増す1週間なのであります。

 ちなみに、地方交流を使いだすと続けて遠征に行くパターンが多いので、その陣営は他の馬たちとは違う曜日感覚で生活していますね。全休日の月曜追い切りは当たり前。JBCに向かう面々も閑散とした月曜日のトレセンで黙々と調教メニューをこなしていましたよ。

 JBCクラシック(JpnI)を狙うアポロケンタッキーも月曜に坂路で追い切られています。時計は54.5-38.6-25.1-12.7でした。

「先週の水曜にしっかり追い切っているので、月曜の追い切りはこの程度で十分。雨が続いたことで馬場も悪かったですしね」と担当の富岡潤助手。実に自信を秘めた笑顔で答えてくれました。話しぶりも実になめらかです。前走の日本テレビ盃(9月27日、船橋ダート1800m)は直線で激しい叩き合いの末、サウンドトゥルーにクビ差先着しました。

「思った以上に強い勝ち方でしたね。1800mは久々(2016年12月4日のチャンピオンズC以来)だったので『どうかな』と思ったけれど、よく勝ってくれました。終わってみれば案外、競馬しやすかったですね」

 相手関係については「今回はみんなにチャンスがあると思う」としていました。前走563キロを記録した大型馬。しっかり叩いてからのほうが成績もいいようです。

「叩いた分だけ上積みはありますよ。雰囲気もいいし順調です。うまいこと、いけそうです」

 ジョッキーの内田博幸騎手は元大井の所属騎手でした。

「大井の馬場をよく知っているジョッキーだし、託すだけです。昨年の東京大賞典でGIも勝った馬だし、ぶざまな競馬はできないですよ」

(取材・写真:花岡貴子)

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