「
デイリー杯2歳S・G2」(11日、京都)
産駒の最高傑作になりそうだ。母は秋春ス
プリントG1を制覇した名牝
ビリーヴ。09年
安田記念3着の
ファリダット、現在7勝を挙げ活躍中の
フィドゥーシアと、いい子を産んでいるが、
武豊が「これが一番いい」とうなる逸材が、
ジャンダルムだ。
マイル戦でデビュー。3F38秒0-5F63秒5の遅い流れでも、うまく折り合い、直線は手応え通りにはじけた。「完勝でしたね。急仕上げだったけど、やはり血統だなと思った」と目を丸くするのは池江師。
武豊も「見た目がかっこいいし、乗り味もいい。期待通りの走り」と絶賛する。
短距離馬のきょうだいたちとはタイプが違う。きょうだい5頭すべての背中を知る鞍上は「上に比べるとゆったりとしている。もっと距離があった方がいい」と将来性を評価。レースは4コーナーで外へ逃げる若さも見せたが、「それだけ遊びがあるということ」と余裕のVだったことを強調した。
1週前には栗東CWで僚馬2頭に追走先着と順調そのもの。トレーナーは「中間、特に変わってませんが、変わらないのが何より」とうなずく。
デイリー杯2歳S5勝と相性抜群の
武豊が「勝って
朝日杯FSへ行きたい」と力を込める。きょうだい初の
ビッグタイトル奪取へ-。まずは多くのG1馬が誕生した出世レースを制す。
提供:デイリースポーツ