「マイルCS・G1」(19日、京都)
今週もM・デムーロが魅せる-。
エリザベス女王杯を
モズカッチャンで勝ち、
オークス以来JRA・G1・9戦連続3着以内を記録したM・デムーロ。10戦連続と、最多タイとなるJRA・G1年間6勝を目指し、マイルCSで3歳馬の
ペルシアンナイトに騎乗する。
15日、栗東CWでの追い切りは自らが手綱を取った。はるか前をいく
シロニイ(3歳1000万下)を追走する形でスタート。馬なりのまま徐々にその差は詰まり、ゴール前では馬体を並べて併入。時計は6F84秒6-38秒4-12秒0と、馬なりなら十分と言える。
「動きは良かった。休み明けを1度使った上積みはありそう。
アーリントンCは瞬発力がすごかった。マイル戦は合っていそう。能力は通用すると思います」。手応えの良さに、M・デムーロは笑顔を見せた。
ペルシアンナイトとコンビを組むのは今回が5回目。2月の
アーリントンCを勝ち、4月の
皐月賞では首差の2着と好走した。前走の富士S(5着)は馬場が悪過ぎた。良馬場なら結果は違っていたはずだ。
池江師は「前走は初の古馬相手、休み明け、道悪、久々のマイル戦の四重苦で5着。やはり力のある馬。チャンスはあると思っている」ときっぱり話す。
エリザベス女王杯は、3歳の
モズカッチャンが牝馬の頂点に立った。
ペルシアンナイトが3歳世代は牡馬も強いことを示したい。00年の
アグネスデジタル以来17年ぶりの3歳馬Vへ、絶好調男が導く。
提供:デイリースポーツ