調教中のケガで戦列を離れていた川島信二騎手(34)=栗東・フリー=が今週から復帰する。先月5日、ゲート練習の際に落馬し、胸椎の2カ所を圧迫骨折。リハビリを経て、今月7日から調教を再開し「違和感なく乗れています。大丈夫」と全力プレーを誓った。
復帰週の月曜。うれしい知らせが入った。声の主は、来年2月に定年を迎える岩元師。1年半ぶりの騎乗依頼は、土曜京都9R
スーサンドン。「早速、あすから乗ってほしい」と調教から任された。
翌朝、雨が降りしきるなか、御年70歳の師とともに併せ馬で栗東Bを2周。初めて、かつ貴重な経験を得て「“達人”の背中を見て感じるものがありました」と感慨深げに話し、馬についても「ひと癖あるけど、動きはいい。能力は感じるし、初ダートがいい方に出れば」と好感触だった。
川島自身も、節目の通算300勝まであと“1”。名伯楽の後押しを受け、土曜京都、日曜福島で存在感をアピールしたい。(デイリースポーツ・松浦孝司)
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