「ジャパンC・G1」(26日、東京)
2年連続の来日は意欲の表れだ。不気味な存在のドイツ馬イ
キートスが24日、レース2日前に東京ダートで最終追いを敢行した。キャンターで体をほぐしながら残り3Fから本格的な加速を開始。直線はしっかりと脚を伸ばし、3F44秒5-12秒5でフィニッシュした。
「きょうはちょっと強めの運動。レース間隔がないから、これくらいでいい」と“予定通り”を強調したグリューシェル師は「去年と比べてもいい。(1年たって)馬の成長は見た目こそ変わらないけど、すごくいいよ」と、状態面については絶賛の言葉を並べた。
反撃を誓っての参戦だ。昨年は内から脚を伸ばして7着。メンバー2位タイの上がり3Fを計時し、馬場への対応力も見せた。「あの時は騎手が小さなミスをして着順が落ちた。内の馬場が悪かったのに、どんどん行ってしまって」と悔やむ。今年は母国でのG1制覇を含む1・4・0・1と文句なし。地力も確実に強化されている。
日本の総大将
キタサンブラックとは昨年、0秒6差。「体は倍ぐらいある」と冗談を飛ばしたが、「イ
キートスは、小さくても大きなハートを持っているよ」と420キロ台の愛馬に視線を送る。「もともと6番か7番が希望」という願いも通じて3枠6番をゲット。1年前のうっぷんを晴らす時が来た。
提供:デイリースポーツ