「シクラメン賞」(12月2日、阪神)
京都の新馬戦を快勝した
ダノンフォーチュンが、注目の2戦目を迎える。
葉牡丹賞(12月2日・中山)にも登録しているが、ここへの出走が濃厚。無傷の2連勝へ、視界は良好だ。
とにかく初戦が強いの一語。発馬で後手を踏み、直線では外へ張る若さをのぞかせていたが、いざエンジンがかかってからの伸び脚は一流馬のそれ。終わってみれば、2着に3馬身半差をつける圧勝劇。ダイナ
ミックなフォームから繰り出される末脚は迫力満点で、今後の飛躍が楽しみな逸材だ。
スター候補のVに、大久保師は「いい勝ちっぷりだった」と内容を高く評価。現状は粗削りながらも、将来性豊かな
ディープインパクト産駒にかける期待は大きい。「レース後もケロッとしている。使ってキリキリするかと思ったが、性格は相変わらずのんびり。今後、距離を延ばしていくにはいい傾向だと思う。クラシックを目指したいね」。早くも来春を見据える大器の2戦目。目が離せない。
提供:デイリースポーツ