「カペラＳ・Ｇ３」（１０日、中山）

　唯一の３歳馬ディオスコリダーが歴戦の古馬たちを一蹴した。

　中団を追走し、３〜４コーナーから徐々に進出。直線残り１００メートル過ぎに先頭に立った。ゴール前でスノードラゴンが外から迫ってきたが、最後にもうひと伸び。半馬身の着差以上に余力を持ってゴールを駆け抜けた。

　オープン入り直後とはいえ、春にはドバイ遠征した素質馬だけに「初めて乗ったが、力があると思っていたので強気に行きました」と津村。「まだ若い馬。もっと強くなる」と先々に期待を寄せた。

　ドバイ遠征後は５戦３勝。３着２回。高橋忠師は次走について「恐らくドバイへ。ここを勝ったら行こうと思っていたので」と語った。来春へ夢が広がる重賞初制覇となった。

提供：デイリースポーツ