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牧場案内所は前年から利用増、道外からの観光客が多くを占める

  • 2017年12月11日(月) 12時00分
 新ひだか町は7月10日から10月31日まで開設した静内田原の二十間道路牧場案内所の利用状況をまとめた。利用者は前年を383人上回る3289人で、大半は道外からの観光客が占めている。

 二十間道路桜並木沿いにはダートチャンピオンのトランセンドなどがいるアロースタッドと、海外GI2勝のエイシンヒカリなどがいるレックススタッドの有名種牡馬をけい養する種馬場が点在。全国から毎年多くの競馬ファンが見学に訪れる観光スポットになっている。

 桜並木入口のエントランス広場にある牧場案内所は、全国から訪れる見学者に牧場とのトラブルを防ぐためマナーの徹底を呼び掛け、見学可能な種馬場への案内を主業務に平成8年に設置した。今年で開設22年目を迎え、地域の見学期間とその方法が見学者に対して、深く浸透していることから、トラブルもなく順調に運営されている。

 今シーズンも昨年と同じく7月に開設し、種付業務が終了して一般に見学開放したアロースタッド(16日から)とレックススタッド(8月1日から)への案内を中心に運営している。

 利用者数の増加について「レックススタッドの見学者数(1782人)が大きく増加。昨年まで中央で活躍していたエイシンヒカリが見学できたこと、見学時間が午前9時〜10時から午前10時〜正午に変わったことが要因の一つ。昨年から新冠町のビッグレッドファームにいるゴールドシップの影響もある」と分析している。

 また、グループでの来訪では代表者のみが利用する傾向が続いていて、実人数についてはこの2〜3倍程度に及ぶ。

 アロースタッドとレックススタッドから提出された見学希望書によると、道外から来た見学者の割合は全体の8割以上、交通手段は7〜8割がレンタカーを利用していることが分かった。

 町では一部観光客による「牧場への無断侵入、エサを与えるなどのマナー違反」がいまだに発生しているため、これらを防ぐために業務を継続して行う必要があるとし、今後も設置趣旨を踏まえ見学者の案内・指導を行っていく方針。

日高報知新聞社

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