障害重賞7連勝中の
オジュウチョウサン(牡6・美浦・
和田正一郎)が、重賞8連勝、JGI4連覇に挑む。レースに向けて、管理する和田調教師と騎乗する
石神深一騎手のコメント。
■和田調教師
「前走(
東京ハイジャンプ・JGII・1着)は重馬場でしたし、展開的にも派手な競馬になりましたが、どんな形になっても力を出せるのはすごいですね。今週(12/20)は、ウッドチップコースで前に馬を置いて単走で追い切りましたが、ジョッキーが少し促すとスッと反応できていましたし、息遣いも良かったです。
久々だった前走の状態も悪くはなかったのですが、レース後の反動もうまく抜けて、この中間も順調に調教メニューをこなすことができています。前走以上の状態で臨めそうです」
■石神騎手
「1週前はしっかり追い切っていて馬にスイッチが入っていますので、今週はテンションを上げ過ぎないようサラッと追い切りました。動きは申し分なかったです。
前走は休み明けでしたし、東京の外枠を引いてしまいました。レースでも3コーナーの手応えは良くなくて、自分が慌てた時も馬は反応せず、最終障害飛越後にハミを取って、結果的に楽勝でした。レースを覚えてきているなと実感しましたね。骨折しての休養明けで決して完調というわけではなかった前走ですが、やれることはやっていましたので、負けないとは思っていましたが、あの強さには驚きました。
中間も相変わらず元気でヤンチャな面も見せています。大障害コースはオジュウが得意とする条件ですし、普通に走れれば負けないのではないかと思います。ファンの皆様からのプレッシャーがないわけではないですが、これだけの馬に乗り続けられて嬉しいです。そして期待していてください」
(取材・写真:佐々木祥恵)