昨年の
ホープフルSを勝った
レイデオロはダービー馬に輝いた。今年からGIレースへと昇格し、来年のクラシックを展望するうえで絶対に外せないこのレースは、いったいどんなレースになるのだろうか。そこで、展開予想「Vポジション理論」でおなじみ倉本匠馬氏に、レース展望をうかがった。
「中山2000mは多頭数の場合はコーナーまでの距離があるので競りやすく、2歳戦特有の逃げ・先行馬多数のメンバー構成でペースは早くなる。さらにAコース4週目で差しも十分に届く馬場状態。狙いは確実に差し、追い込み馬。
2歳戦は特に新馬、未勝利戦において中距離路線以上ではスローペースになりやすい傾向にあり、先行馬が勝ち上がりやすい。その影響もあって、実に18頭中9頭が先手を主張すればハナを切れるメンバー構成となった。さらにコーナーまでの距離がある中山2000mであれば、このメンツだと枠順関係なく競り合うことが確実だろう。
今回ハナを切る可能性が高いのは、スタートやテンのスピード、騎手やデビュー後のレース全てを考慮すると、
ジュンヴァルロと
リュヌルージュ。しかし、先行馬でも
トーセンクリーガーなど枠や出方次第でハナを狙える先行馬も多い。おそらく、1000m通過60秒台付近で平均もしくはハイペースまであり得る。
そして、直線が短い中山である以上、狙いは3〜4コーナーから外目を捲るもしくは直線で大外一気の追い込み馬。先行勢は展開厳しく、直線で内目を突く差し馬は先行馬が壁になり万事休すになりうるだろう」
倉本匠馬氏の見立てでは、大外一気とのことだが、この取材は枠順確定前。枠順確定後に、倉本氏はどんな結論は導き出したのだろうか。レースは12月28日(木)15時30分発走。
倉本氏による全馬の展開予想は
コチラ