29日午前1時ごろ、前日にGIになって初めての
ホープフルSを制した
タイムフライヤーが栗東トレセンの自厩舎に帰厩した。
「輸送中も特にトラブルもなく、帰ってこれました。元気ですよ」と担当の稲田助手。
翌朝、帰厩後につけたカイバはきれいに食べ終えていたそうだ。
「いつもしっかり食べてくれますね。少々調教がハードになったとしても、よく食べています」
レースは後方からの競馬だった。
「これまで好位で競馬することが多かったので、後ろからの競馬になって驚きました」
キングカメハメハ、
タニノギムレットとダービー馬を輩出している松田国英厩舎も、定年による解散まで残すところあと約3年となった。この勝利で賞金的には来春のクラシック出走への不安はなくなった。
「体はそれほど大きくありませんけど、食いが落ちないのはいいですね。脚元も丈夫。そして、いつも一生懸命走ってくれます。来春が楽しみです」
(取材・文:花岡貴子)