「東京2歳優駿牝馬・S1」(31日、大井)
9番人気の
グラヴィオーラが直線で抜け出して快勝。うれしい重賞初制覇を決めた。1番人気の
ストロングハートが2着に続き、2番人気の
ゴールドパテックが3着に食い込んだ。
ホッカイドウ競馬から船橋・佐藤賢厩舎へ転入してきた
グラヴィオーラが、初めて大井コースで躍動。直線で力強く抜け出して初の重賞タイトルを手中にした。
レースは
ヴィブラビが逃げ、向正面で
グラヴィオーラは2番手をキープ。直線に入ると残り約100メートルの地点で
グラヴィオーラが完全に抜け出し、後続の追撃を振り切った。門別では
リリーカップ、
エーデルワイス賞と
ストロングハートの2着に敗れていたが、南関東で見事に雪辱を果たした。
「5、6番手からという指示だったけど、スローペースだったので自分で上がって行った。レースが上手で乗りやすかったし、結果が出せてホッとしている」と初コンビの今野忠も会心の笑み。
これで佐藤賢厩舎からは牡馬の
ハセノパイロに続いて、牝馬のスター候補も誕生。「調教をビッシリやって、いい勝負ができると思っていた」と佐藤賢師は満足そう。クラシック戦線へ大きく楽しみが広がった。
提供:デイリースポーツ