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【中山金杯】セダブリランテス18年V発進へ加速「前走よりピリッとしてきた」

デイリースポーツ
  • 2018年01月04日(木) 07時30分
 「中山金杯・G3」(6日、中山)

 ハイレベルな明け4歳世代が躍動した。なかでも筆頭格のセダブリランテスは3日、余裕たっぷりに追走先着を決めて好仕上がりをアピール。年始の舞台を制し、初笑いといきたい。ウインブライトダイワキャグニーも負けじと迫力十分の走りを披露した。

 美浦Wに出てきた時には馬場が開場してから既に10分経過。外ラチ沿いはもうかなり荒れている。戸崎圭は坂下からセダブリランテスに気合をつけたものの、2完歩ほど脚を取られたのはしかたない。しかし、加速に転じてからがすごかった。

 併せた相手のアルタイル(6歳オープン)の直後につけて直線に向くと、1完歩ごとに前へ。500キロ近い僚馬の向こうから、厚みの目立つ力強いトモが姿を現し、ゴール前でしっかりと1馬身先着を決めた。

 タイムは5F67秒3-38秒0-13秒3。鞍上の手にも素晴らしい感触が残ったようだ。「いい雰囲気でしたね。前走はレースしか乗っていませんでしたが、その前走よりピリッとしてきたと思います。気合を入れた時に脚を取られましたが、エンジンがかかってからは速かった」と頼もしい言葉が返ってきた。

 古馬初対戦となったアルゼンチン共和国杯では好位から3着に食い込んだ。が、当時は爪に不安を抱えたままで、調整にやや加減を強いられた。手塚師は「前回は爪をぶり返さないようにというのがあった。今度は前回より強め強めにできているね。先週末も少し強めにできているし。それで体重は同じくらいで行ける。センスはいいし、後手後手に回る競馬にならなければ」と自信を口にした。ハイレベルな明け4歳世代。評判が本物であることを自ら示せば、2018年を最高の形で滑り出せるに違いない。

提供:デイリースポーツ

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