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愛知杯・G3」(13日、中京)
力強く抜け出した。好位から積極的に運んだ6番人気の
エテルナミノルが快勝。直線、後続の猛追をしぶとく封じ込んで重賞初制覇を果たした。「スタートが決まって、すんなりと流れに乗れたことが大きいね」と四位が振り返る。前走の鞍上・和田の騎乗停止によって巡ってきたチャンスを、45歳のベテランがきっちりとモノにした。
もともと素質は高かったものの、ゲート難が災いし、これまで安定した結果を残すことができなかった。前走の
ターコイズSも発馬機内で暴れて痛恨の出遅れ。必死に追い込むも5着に終わっている。本田師は「この中間、ゲート練習をしてきた効果はあったね。(ゲートが)怖いものではないことを教えてきたんだよ。発馬さえまともなら、前走も勝ち負けになっていたはずだから」と納得の表情でうなずいた。
今後について、指揮官は「これで少しレース間隔をあけられる。馬体がしっかりして中距離も持つことは分かったけど、春の目標は
ヴィクトリアマイル(5月13日・東京)になるかな」と言及。年明けの桶狭間で結果を出した
エンパイアメーカー産駒の5歳牝馬が、さらなる強敵が集う舞台を目指して歩みを進める。
提供:デイリースポーツ