明けて4歳となった
ミッキースワロー(牡4・美浦・
菊沢隆徳)が、昨秋
セントライト記念(GII)を勝った時と同じ舞台設定の
AJCC(GII・中山芝2200m)で重賞2勝目を狙っている。今日(1/17)は、ウッドチップコースで菊沢調教師自らが手綱を取り、仕上がり具合を確かめた。追い切り後、師に話を聞いた。
「
セントライト記念と同じ舞台ということで、このレースから始動することに決めました。苦しい時は尻尾を振ったりして馬場入りがスムーズではないのですが、今回は馬場入りも良いですし、落ち着いていて精神状態も良さそうです。今日(1/17)の追い切りは単走でしたが、前にいた2頭が見える位置にいましたので、丁度良かったですね。躍動感がありましたし、良い動きだったと思います。
前走の
菊花賞(GI・6着)時は、
セントライト記念の反動があって戻りが遅くてケアしながらでしたので、レースに向かうまでが大変でした。その点、今回の方がリフレッシュしています。また
菊花賞自体も不良馬場でしたし、結果云々よりも無事ゴールできてホッとしました。ただレース後は、全体的な疲れはありましたが、想像していたよりダメージはなかったです。
前走後は放牧に出て、帰厩してからはこのレースを目標に順調に調整してきました。リフレッシュして状態は良いですよ。実績馬もいますし、古馬に胸を借りるつもりです」
(取材・文:佐々木祥恵)